音楽的表現力を上げるアイコン構成の方法

あけましておめでとうございます。

年越したらこれまで何書いたか忘れました。「この話は後日書きます」的なことを2回くらい書いた気もしますが、忘れました。そのうち自然と書くでしょう。

 

今回は”クオンタイズ”と発音モード”Isolated”の組み合わせで、より複雑な演奏ができるということを書きます。

バスドラム4つ打ち

これはよくやるやつです。

クオンタイズを1/4にするだけです。ダンス系ならほぼ十分。だけど飽きます。

じゃあ、と、1/8にしてみる。

うーん。ドラムらしくないフレーズです。動画で最初まちがえて1/16にしようとしていますが、

いっそ1/16の方がツーバス的な使いみちがありそうです。メタル、作ってみようかな。。

 

2個組み合わせる

つまり1個では限界があるので、複数アイコンを置きます。

元のバスドラは1/4に戻して、新しいバスドラアイコンを作り、クオンタイズを”1/8backbeat”にします。

これで4つ打ちに8分が加わりました。普通の1/8にしてしまうと1/4と同時に鳴ってしまう可能性があり、

バスドラ的にはあまりよいものではないのでbackbeatにして1/4と発音が被らないようにしています。

 

これの弱点は(美点でもあるのですが)、演奏が難しくなること。1/8backbeatのバスドラは一定間隔で触ったり触らなかったりする必要があります。それをうまく演奏しこなすととても気持ちが良いのですが。

楽器未経験者等に演奏してもらうような際はこれだと大抵単なる1/8になります。ずっと全部鳴らしちゃう。

ここは根本的に色々考える必要がある点なのですが…まあ今度書きます。多分。

 

そこでやや演奏難易度を下げます。機械に任せる。且つある程度の偶然性を保つ方法。がIsolatedの併用です。

Isolated

発音モード”Isolated”は、「一度触れたら最後まで再生されるまで触れられない」というモード。つまるとこと”連打させない”ということです。以前にもクオンタイズを切って即座に鳴らすという記事を書いた時に説明しました。今回はクオンタイズはします。そうすると、「発音タイミングは指定できるけど、連続で鳴らせない。休符の長さをコントロールできる」という設定が可能になります。

ややこしいのでこれも動画にしてみました。

1/8backbeatをIsolatedにすることでドラムらしくなりました。

このバスドラのwavファイルは大体1拍以上、2拍未満の長さになってます。なのでIsolatedすると一度鳴ってしまったら1拍以上鳴り続けるため、2拍目は鳴らない。けど3拍目までには開放されているので、1/8の裏で2分音符拍で鳴っている、ということになります。

途中で再生終了位置を変えてみてますが、再生時間を短くすると前回通りフルで鳴ってますね。

 

ついでに最後は1/4もIsolatedにしています。これも1つの手です。Isolatedのこの手法の特徴として、「鳴らし始めた位置によってその後の位置が全て変わる」という面白さがあります。あ、連続で鳴らそうとする場合の話です。1回鳴って1回休みという設定なら2パターン、1回鳴って2回休みという設定なら3パターン存在することになります。なので動画では手を振ってフルで鳴らしていますが、一度休んだらフレーズが変わりました。

 

ちょっと複雑化&演奏の個性化されます。

スネアのゴーストノート

バスドラ以外にも使えます。例えばスネア。2個目を配置して1/16 backbeatにします。そしてボリュームがガッと下げます。これでスネアのゴーストノートアイコンが完成。更にIsolated化しておくことで簡単演奏でのリアリティが出せるようになります。ただバスドラも前回のまま2つともIsolatedだったので、タイミングによってはちょっと変なフレーズにもなっちゃってますね。

ゴーストはゴースト用の音源を用意するほうがリアルになります。本来スネアは強→弱で「パン!」「タン!」「タ」「チャ」という感じで音色が変わってきますので。

 

ボリューム調整でいえば、バスドラの1/8backbeatの方のボリュームをちょっとだけ下げるとか、他にもハイハットを8分で鳴らすにしても、1/4と1/8backbeat2つに分けて音量差を出すとか(同じ位置にアイコン2枚重ねしてもおもしろい)、同じ音に対してアイコンを複数使うことで音楽的な表現を広げることができます。

 

ぜひためしてみてください。

 

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