今回は脳トレ回です。混乱します。
KAGURA特有の問題点として、画面の左右反転問題があります。
まず標準のKAGURAの映像の出方はこうです。
アイコンは左右そのまま(分かりやすいようにLRアイコンを中央に置きました)。
カメラの映像は鏡写しになるので、反転しています。カレンダーの数字が逆になってます(18という反対でも読める日付でやっちゃいましたが、81日は無いということでご容赦ください)。
鏡写しにする理由はお分かりかと思いますが、こっち向きでないと直感的に演奏できないからですね。アイコンの手前に手を持ってくれば触れることができる、というしくみは鏡写しだからできることです。自撮りカメラとかでも左右反転しますよね。
右下に表示しているのは拡張表示です。通常は別ウインドウに写し、ライブステージでの背面スクリーン等に投影する画面になります。
標準ではこちらの画面も同じように表示させています。
ただし、このまま演奏者の背後に写してしまうと、鏡写しのままなのが災いし、
左右反転して映ってしまうのです。右手を挙げたらあたかも左手を挙げたような映像になってしまうのです。私みたいに泣きボクロがある人間なんかは左右非対称なので違和感もあったりします(自分自身は鏡写しの自分で慣れてるんだけど)
そこで設定にあるMirrorモードを使用します。
Liveプリセット
色々いじってみた方は分かると思いますが、正直混乱します。なのでプリセットを用意しました。
プリセットを”Live”に変えると、
・演奏者が見る画面のカメラは鏡写し
・演奏者が見る画面のアイコンは左右反転
・出力用の拡張画面はすべて反転
になります。これで観客が見る映像は違和感なく左右が正しく映って見えます。
ポイントはアイコンも反転するところです。映像卓での左右反転だけだと、このような文字のアイコンなどで左右反転してしまうのです。KAGURA内で設定すればアイコンを反転して作っておく必要もありません。
但し、アイコン画像の”中心”で反転するので注意です。透過部分も含めての中心なので、レイアウトが崩れてしまうことも考えられます。
ぜひ制作時点で反転(Liveモードに)してみてチェックしてください。できれば左右はあまり偏らせない画像素材を作られるのがおすすめです。
その他の設定
せっかくなので他の手動設定を色々見てみます
・反転なし
カメラの鏡写しもなくなります。そのままだとまともに演奏出来ません。使える場面としては、”カメラを背後から当てる場面”です。なかなか無いかもしれませんが。あとは”画面を見る人の向かい側に、演奏させる人や物を配置してそれを写す場面”です。イメージでいえばスマホのアウトカメラですね。
・拡張出力だけ反転
これは何に使えますでしょうか…(今から考える)
拡張画面のアイコンが反転しているのがポイントですね。これが使える場面はリアプロジェクションです。メイン画面の方は先程と同じなので、
“背後から写して、リアプロで出す”ですね。そんな場面あるのかなあ…
リアプロともう一つ可能性がありました。透過スクリーンです。これは裏(演奏者側)から写す場面も少なからずあります。
・メイン画面アイコンだけ反転
チェックがややこしいのですが、まず”Camera Image”にチェックを入れることでカメラが鏡写しになります。
そして”Main Screen”にチェックを入れるとメイン画面のすべてが反転するのでアイコンは反転、且つ鏡写しになったカメラが再度反転して正転になります(正転という単語は正しいのか)。
だいぶ混乱してきましたが、これはどういう場面に…
正直思いつきません。何かあれば教えてください。
・全部反転
ややこしさMax。まあこの辺は設定上できるだけで、どう使うかは想定していません。
プリセットボタンだけ用意しても何がどう切り替わってるのかわかりにくいので表示しているようなもので、また特殊な用途の場合にそれを手動で切り替えられたらそれにこしたことはないだろう、というもとで選べるようになっております。
ともあれ、頭で考えてもわけが分からなくなるので、是非ともセッティング時やリハ時に、その場で検証してみることをおすすめします。
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