SIGMA fp、大人気ですね。
ヨドバシやマップカメラでも売上1位を記録して、こういった数値によってこれまでのFoveon機のように「ネットで見てたらみんな大好き大人気カメラだけど持ってる人見たことない」とは違い、「確かにユーザーが買っている」感があります。
各種カメラ雑誌を読んでて感じたのが、「そこまで人気になるとは想像してなかっただろうなあ」という点。といいますもの、発売日の10/25の次に出る11月号ではどの雑誌も新商品特集として1,2ページ程度あったのですが、12月は全然記事がない。12月の内容は発売日後どれだけ売れたか分かる前にだいたい決まってるでしょうし。
他メーカーだと新製品は暫くは毎月AF性能比較!とかあれこれ出てくるんですけどね。
1つ期待したいのが、今後のミラーレス比較記事とかなんかでちゃんとリストアップされそうだなーというところ。これまではシグマ機はなかったかのようにスルーされていたり、良くて特別枠としてライカなんかとまとめて比較外項目で半ページくらい出てくる程度、という感じで。いや比較してどうのこうの言えるカメラではないのでヘタに比較されると寧ろマイナスでしょうけど。。
でもやっぱ寂しいですよね「ミラーレス○○機種全比較!!」なんかタイトル付けてるのに入ってないとか。
そんなfp、ベイヤー化して相当”普通になった”のですが、センサー要因外はやっぱりシグマらしい特徴が沢山ある訳ですが、ある、というか、ない、が沢山ありますね。
ない、が沢山あるけれど、シグマなら許せる。そういう個性を作り続けてきたのはすごい強みだと思います(狙って作ってきたというよりFoveonだからしかたなくそうなった感もあるけど)。
他メーカーがfpみたいな色々削ったカメラを出すとしたら、エントリーユーザー向けの格安カメラにせざるを得ないんじゃないかなと思います。EVFも手ブレ補正もないなんて、既存ユーザーから相当バッシングされて「使い物にならない!」と、使ってみる前にSNSで叫びそうです。
fpでも手ブレ補正があればよかったのに、EVFが無いからダメだ、小さすぎて持ちづらい、etc…という声は見られますが、その辺カバーしたら多分サイズもアップして形も変わってα7が出来上がりますからね。
「信号があるから事故らずに済んでよい。ただ赤信号がなければもっといいのに」といってるような。
技術が進化すればまたこのサイズ感で手ブレ補正やEVFも搭載される日がやってくるかもしれませんね。
邪推ですが、サイズ的な理由もあるますが、両方ともシグマが苦手としてる要素でまだ実装しきれないものだったのかもしれないなあと思ったり。EVFはsd Quattroでやってますが評判いまいちですし、まだまだ研究中なのかなーと。手ブレ補正も初めてだから数世代前レベルですけど許してね、とはなかなか言えませんからねえ。こちらはFoveon機には欲しいなあ。もしくは極力レンズ側に。。
そんなこんなで、fpはシグマこそ出せた「取捨選択できたカメラ」だと思います。
レンズはラインナップ的にも価格的にも期待できるのがシグマですし、fpの特性上、外付けEVFなんかが出てもおかしくないなあと思えたり色々レンズ以外でも今後広がっていきそうな、とても楽しみな一台です。
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